電気の負荷率について北海道のエネルギーコンサルが解説!新電力と契約すべきか?

負荷率とは?

電気の負荷率とは、ある時間帯において、その施設が使用できる電力の最大容量(契約電力)に対して、実際にどれだけの電力を使用しているかを示す割合です。負荷率が高い場合は、その施設が使用できる電力の最大容量に近い電力を使用しており、逆に負荷率が低い場合は、その施設が使用できる電力の最大容量に対して使用量が少ないことを示します。

負荷率の計算式

負荷率(%)= 年間の消費電力量 / (契約電力×24 時間×365 日)×100

負荷率が高い施設、低い施設とは?

「負荷率が高い」とは、施設が使用可能な最大電力容量のうち、実際に使用された電力が多い場合を指します。つまり、使用された電力が最大容量に近い場合、負荷率は高くなります。例えば、24時間営業のスーパーや週末も稼働している工場などは、負荷率が高い施設の一例です。

「負荷率が低い」とは、施設が使用可能な最大電力容量のうち、実際に使用された電力が少ない場合を指します。つまり、使用された電力が最大容量に比べて少ない場合、負荷率は低くなります。例えば、平日のみ営業している小規模なオフィスや、季節限定で稼働している施設などは、負荷率が低い施設の一例です。

季節限定の施設(スキー場・ゴルフ場など)やオフィス・学校などの負荷率が低い施設では、一般的に新電力がより安価になると言われています。この理由は、新電力が基本料金における価格競争力を出しやすいからです。

多くの新電力企業は、大手電力会社と異なり、自前の発電設備を持っていません。これらの企業は、主に電力の卸売市場から電気を調達しています。

そのため、新電力企業は発電所の固定費用がかからず、大手電力会社のように発電費用を基本料金に乗せる必要がないため、基本料金における価格競争力を出しやすいと言われています。

負荷率が低い施設では、使用できる電力の最大容量のうち使用量が少ないため、電気代に占める基本料金の割合が大きくなります。このため、新電力が価格競争力を発揮しやすい施設となります。

まとめ

現状では、負荷率が高い企業は地域電力会社(北海道電力等)をオススメしますが、負荷率が低い企業は新電力への切替によって、コストが下がる可能性があります。

電力会社の切り替えをご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。弊社よりご連絡をさせていただきます。