介護施設のLED化で照明電力量を70%削減|札幌市 施工事例

CASE
施工事例
介護施設の館内照明をLEDに一括更新|北海道

地下機械室から各フロアの居室・食堂・談話室・浴室・洗濯室、厨房、事務所、屋上、併設の保育スペースまで、施設全体の照明をLEDへ切り替えた事例です。蛍光灯の生産終了(2027年問題)を見据えた更新でありながら、照明の消費電力を約7割削減しました。

LED工事 器具交換・ランプ交換 介護施設 北海道・道内 館内一括更新 電気代削減
プロジェクト概要
業種
介護施設
エリア
北海道(道内)
工事内容
館内照明のLED一括更新
対象範囲
地下〜各フロア・屋上・保育スペース
更新台数
約110台(非常灯19台含む)
工法
器具交換・ランプ交換の併用
削減効果
照明電力 約71%削減(概算)
付帯支援
新電力切替による料金適正化を継続
Background
背景 ― 24時間稼働する施設の照明を、計画的に更新する

今回ご支援したのは、入居者様が生活される道内の介護施設です。居室や共用部、浴室、厨房、地下の機械室まで、館内には数多くの蛍光灯照明が使われていました。介護施設は24時間体制で運営され、共用部や廊下を中心に照明の点灯時間が非常に長いことが特徴です。点灯時間が長いほど、LED化による電気代削減のインパクトも大きくなります。

また、一般照明用の蛍光ランプは水銀規制の流れで段階的に製造・輸出入が禁止へ向かっており、2027年末には多くの直管蛍光灯が生産終了となります。「いずれ交換できなくなる照明を、どのタイミングで更新するか」は、施設運営における重要な設備計画の一つです。totokaでは、この生産終了を見据えた計画的なLED化を、現地調査・効果試算から施工までワンストップでご支援しました。

この施設で重視したこと

介護施設は入居者様が日常を過ごす場であり、照明を消せない時間帯が多くあります。施工は施設の生活リズムに配慮して進める必要があり、単なる「器具の交換作業」ではなく、運営に支障を出さない段取りそのものが品質の一部になります。点灯時間の長い共用部から優先的にLED化し、削減効果と工事のしやすさを両立させました。

Approach
totokaのアプローチ
1
箇所ごとに器具を確認し、最適な工法を選定

館内すべての照明について、器具の種類・状態を一台ずつ確認しました。直管蛍光灯のようにランプ交換で対応できる箇所はランプ交換で、スクエアパネル照明・非常用照明・厨房の防水器具のように器具自体の更新が必要な箇所は器具交換でと、工法を使い分けています。すべてを器具交換にするとコストが膨らむため、品質を確保しながら全体費用を抑える判断を箇所ごとに行いました。

2
環境に応じたLED器具の選定(厨房・浴室・寒冷地)

厨房には水気・油煙に対応する防水・防湿型のLEDユニットを採用しました。浴室・洗濯室など湿気の多い箇所、屋上のように外気にさらされる箇所など、設置環境に応じて器具を選定しています。北海道の施設特有の温度環境も踏まえ、各所に適したLED照明を選びました。

3
安定器を適切に処理する有資格者の自社施工

直管LEDへの切り替えでは、既存の安定器を残したままにすると発熱・故障のリスクがあります。totokaは有資格者(電気工事士)による施工で、安定器を適切に処理した上でLEDを取り付けています。いわゆる「工事不要」をうたう不適切な施工は行わず、長期的に安全に使える状態に仕上げました。

4
施設運営に合わせた施工スケジュールの調整

入居者様の生活時間・スタッフのシフトに配慮し、フロアや区画ごとに施工範囲を区切って進行しました。生活空間の照明をできるだけ止めずに更新できるよう段取りを組み、運営への影響を最小限に抑えています。

Results
成果 ― 照明の消費電力を約7割削減

今回更新した通常照明(非常灯を除く)について、更新前後の消費電力を試算しました。施設全体で照明の消費電力を約71%削減できる見込みです。点灯時間の長い介護施設では、この削減率がそのまま電気代の継続的な圧縮につながります。

消費電力 削減率
約71%
照明の消費電力
年間削減電力量
約22,000kWh
概算(点灯14h/日)
年間電気代削減
約60万円
概算(27円/kWh)
更新前(蛍光灯)更新後(LED)
照明の合計消費電力約6,135W約1,747W
削減電力約4,388W(削減率 約71.5%)
年間削減電力量約22,000kWh
年間電気代削減額約60万円
年間CO₂削減量約9.8t-CO₂

※上記は概算試算です。消費電力は器具種別ごとの一般的な実消費電力(安定器損失を含む)を用いて算出しています。年間値は点灯時間14時間/日・年間365日、電気料金27円/kWh、CO₂排出係数0.435kg-CO₂/kWhを前提とした試算であり、実際の効果は運用状況・契約条件により変動します。非常用照明(19台)は本試算の対象外としています。

照明の更新と「電気そのもの」の見直しはセット

本施設では、LED化による設備面の省エネと並行して、totokaが新電力への切り替えによる電気料金の適正化も継続してご支援しています。「使う量を減らす(LED化)」と「使う電気の単価を下げる(料金適正化)」の両輪で、施設の電気コスト全体を見直しています。

Before / After
施工前後の様子
BEFORE LED工事前の介護施設の照明(北海道)

施工前 ― 蛍光灯照明

AFTER LED工事後の介護施設の照明(北海道)

施工後 ― LED照明に入替

厨房の防水・防湿型LEDユニット施工後

厨房 ― 防水・防湿型LEDユニット

共用部の非常用照明(LED非常灯への更新)

共用部 ― 非常用照明(LED非常灯に更新)

※ 掲載写真は施設が特定されないよう配慮しています。

Summary
経緯と判断のポイント

本施設では、館内に数多く残っていた蛍光灯照明について、2027年末の蛍光ランプ生産終了を見据えた更新をご希望されました。「いずれ交換できなくなる照明を、どのタイミングで切り替えるか」という設備計画上の判断から、館内全域のLED一括更新をご依頼いただいたものです。

施工にあたっては、入居者様の生活時間とスタッフのシフトに配慮し、フロア・区画ごとに範囲を区切って進行しました。点灯時間の長い共用部から優先的にLED化したことで、削減効果と工事のしやすさを両立しています。直管LEDへの切り替えでは安定器を適切に処理し、厨房や非常用照明など環境・用途に応じた器具を選定しました。

この事例のポイント

館内全域の照明を一台ずつ確認し、ランプ交換と器具交換を使い分けることで、約110台の更新で照明の消費電力を約7割削減しました。厨房の防水器具や非常用照明など、環境・用途に応じた器具選定と、有資格者による安定器の適切な処理が、長く安全に使えるLED環境につながっています。あわせて新電力切替による電気料金の適正化も継続しており、設備と契約の両面から施設のエネルギーコストを見直しています。

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※ 本事例はお客様のプライバシー保護のため、施設名・社名等を伏せて掲載しています。
※ 記載の削減効果は概算試算であり、実際の効果は運用状況・契約条件により変動します。