テナントビルのエントランス(庇下天井・風除室前)に設置されていたダウンライト29台を、アイリスオーヤマ製のLEDダウンライトへ交換しました。漏電のため切り離していた照明回路は、絶縁抵抗を測定して状態を確かめたうえで再接続し、全灯の点灯を確認しています。
工事概要
- Customer
- テナントビル様
- Area
- 北海道札幌市
- Work
- エントランス照明のLED化
- Method
- LEDダウンライトへ交換
- Main Unit
- ダウンライト 29台
- Others
- 照明回路の復旧
- Maker
- アイリスオーヤマ
- Completed
- 2026年10月
漏電で切り離していた、エントランスの照明回路
建物の出入口となるエントランスには、庇下天井と風除室前のルーバー部に、埋込穴Φ100とΦ150の2種類のダウンライトが並んでいました。
既存の照明では漏電が確認されていたため、外壁の接続ボックスで照明回路を切り離した状態になっていました。今回は器具をLEDダウンライトへ交換するとともに、回路の状態を数値で確かめたうえで照明を使える状態に戻すことを目的に工事を行いました。
totokaの提案・施工ポイント
現地調査で開口寸法を実測し、器具を選定
施工前に現地を確認し、既存ダウンライトの台数と天井の開口寸法を実測しました。Φ100とΦ150の2サイズに合わせてLEDダウンライトを手配し、既存の開口に合わせる箇所ではリニューアルプレートを使用しています。
絶縁抵抗を測定してから、照明回路を再接続
交換前・交換途中・交換後に絶縁抵抗計で回路の状態を測定しました。交換後の測定値が良好であることを確認してから、切り離していた照明回路を接続ボックスで再接続し、全灯の点灯を確認しています。
仮設足場を組み、1日で施工
脚立では届かない高さの庇下天井のため、仮設足場を組んで作業しました。資材搬入から器具交換、回路の復旧、点灯確認、足場の解体・清掃まで、約5時間で完了しています。
絶縁抵抗は約0.2MΩから約10MΩへ。照明回路を復旧
漏電のあった回路を戻す前に、絶縁抵抗計で状態を確認しました。器具を交換したあとの測定値は交換前を大きく上回り、照明回路を再接続して全灯の点灯を確認しています。
| 比較項目 | 施工前 | 施工後 |
|---|---|---|
| 照明器具 | 既存のダウンライト | LEDダウンライト(昼白色)29台 |
| 照明回路 | 漏電のため接続ボックスで切り離し | 測定後に再接続・全灯点灯 |
| 絶縁抵抗値 | 約0.2MΩ | 約10MΩ |
※絶縁抵抗値は、アナログ絶縁抵抗計の指針を記録写真から読み取った目安です。参考として、電気設備技術基準では使用電圧300V以下の低圧電路の絶縁抵抗値を、対地電圧150V以下で0.1MΩ以上、それ以外で0.2MΩ以上と定めています。
- エントランスのダウンライト29台をLED化
- Φ100・Φ150の2サイズに合わせて器具を選定
- 漏電で切り離していた照明回路を復旧
- 仮設足場を組み、1日で施工を完了
導入機器
| 区分 | 仕様 | 数量 | 設置場所 |
|---|---|---|---|
| LEDダウンライト(Φ100) | アイリスオーヤマ製 Sシリーズ DL11N9-10W10SW/昼白色/非調光 | 8台 | エントランス |
| LEDダウンライト(Φ150) | アイリスオーヤマ製 Sシリーズ DL18N9-15W10SW/昼白色/非調光 | 21台 | エントランス |
| リニューアルプレート | 遠藤照明製 RB591W 1A | 5台 | 既存の開口に合わせる箇所 |
施工前後の様子
この事例のポイント
器具をLEDに替えるだけでなく、漏電で切り離していた照明回路を、絶縁抵抗の測定で状態を確かめてから復旧しました。事前の実測で器具と開口サイズを合わせておいたことで、足場が必要な高所の工事でも、当日は約5時間で交換から点灯確認まで完了しています。
エントランス・共用部のLED化に関するよくあるご質問
漏電している照明も、LED化と一緒に直せますか?
原因や範囲によって対応は異なります。本事例のように、器具の交換とあわせて絶縁抵抗を測定し、回路の状態を確認したうえで復旧する方法をご提案できる場合があります。配線そのものに原因がある場合は、配線の改修が必要になることもあるため、現地で確認したうえで判断します。
ダウンライトの穴の大きさが新しい器具と合わない場合はどうしますか?
既存の開口に合わせたサイズの器具を選ぶほか、開口と器具の差を覆うリニューアルプレートを使って納める方法があります。本事例でも、2サイズの器具に加えてリニューアルプレートを使用しました。現地調査で開口寸法を実測してから器具を選定します。
高い場所にある照明でも工事できますか?
天井の高さや設置場所に応じて、脚立・仮設足場などの方法を選んで施工します。本事例では庇下の天井が高いため、仮設足場を組んで作業しました。足場の要否は現地調査で確認します。
器具の台数や種類が分からなくても相談できますか?
はい。現地調査で器具の種類・台数・開口寸法・天井の状態を確認し、設置場所に合う機器と交換方法をご提案します。複数サイズの器具が混在するエントランスや共用部もご相談ください。
関連ページ
※本事例は2026年10月の施工記録をもとに作成しています。お客様のプライバシー保護のため、法人名・建物名・詳細な住所は伏せて掲載し、写真にはトリミング等の加工を施しています。施工前の写真は事前の現地調査時に撮影したものです。工期・費用・必要な工事は現場条件により異なります。
