スポットクーラーが経年故障→天吊型へ入替|札幌市のクリーニング工場様
長年使用していたスポットクーラーが経年劣化により故障。夏場の作業環境改善と熱中症対策の観点から、北海道札幌市のクリーニング工場様にてダイキン製3馬力・天吊型スポットクーラーへの入替工事を実施しました。撤去から据付・電気工事・試運転までの流れを写真付きでご紹介します。
お客様の課題 ― 故障したスポットクーラーと夏場の熱中症リスク
北海道札幌市でクリーニング工場を営むお客様から、スポットクーラーの故障についてご相談をいただきました。長年稼働してきた既設機が経年劣化により故障し、修理での復旧が難しい状態でした。クリーニング工場は洗濯機・乾燥機・プレス機など発熱を伴う設備が集中しており、夏場は工場内の温度が上がりやすい環境です。
近年は北海道でも真夏日が続く年が増えており、屋内作業場の暑さ対策は労働環境の課題として重みを増しています。今回はスポットクーラーが停止したままの状態で夏季を迎えることを避けるため、早期の入替をご提案。作業スペースを圧迫しない天吊型を採用し、ダイキン製3馬力機への更新を実施しました。工場・倉庫の空調でお悩みの方は空調設備工事のページもあわせてご覧ください。
💡 なぜ工場に「スポットクーラー」なのか
工場や倉庫のように天井が高く容積の大きい空間では、建物全体を空調で冷やそうとすると設備容量もランニングコストも大きくなります。スポットクーラーは作業者のいる範囲を局所的に冷やす設備のため、必要な場所に必要なだけ冷風を届けることができます。発熱設備が集中するクリーニング工場のような現場では、作業ポイントを狙って冷やせる点が大きな利点です。
💡 天吊型を選ぶメリット
床置型のスポットクーラーは設置スペースを占有し、動線上に置くと作業の妨げになることがあります。天吊型は機器を天井側に納めるため、床面を有効に使えるのが特長です。工場内の限られたスペースを作業や資材の置き場として活用したい現場に適しています。
施工の流れ ― スポットクーラー入替工事の全工程
施工前確認 ― 既存スポットクーラーの現況
故障した既存スポットクーラーの設置状況を確認。吊り位置・配管ルート・電源系統・搬出入経路など、当日の施工段取りに必要な情報を事前にチェックしました。工場は稼働を止められないため、作業範囲と養生計画も併せて確認しています。
更新前の既存スポットクーラー
既存機器の撤去
既存スポットクーラーの電源を遮断し、配管・配線を切り離した上で撤去。天吊機器の撤去は落下防止の安全確保が最優先となるため、支持部材の状態を確認しながら慎重に取り外しました。撤去した機器は法令に沿って適正に処理しています。
撤去した既存機器
新規機器(ダイキン製3馬力)の搬入
ダイキン製の新設スポットクーラーを工場内へ搬入。工場内の設備や製品に接触しないよう経路を養生した上で、設置位置まで運び込みました。天吊設置に向け、支持金物と吊りボルトの位置決めを行っています。
新規機器の搬入
据付・電気工事
機器を所定の位置へ吊り込み、水平を確認しながら固定。続いて電源配線・制御配線の接続を行いました。既存の電源設備を確認した上で、必要な結線処理と絶縁確認を実施しています。ドレン配管は勾配を確保し、排水が滞らないよう施工しました。
据付および電気工事
試運転・動作確認・引き渡し
全ての接続完了後に試運転を実施し、冷風の吹出し・ドレン排水・リモコン操作を確認。工場内の作業ポイントに冷風が届いていることを確認した上で、清掃後にお客様へ引き渡しを行いました。取扱方法とフィルター清掃の要領も併せてご説明しています。
工事完了後の設置状況
導入機器の仕様
| 既存設備 | 既設スポットクーラー(経年劣化により故障) |
|---|---|
| メーカー | ダイキン工業 |
| 機種 | スポットクーラー(天吊型) |
| 馬力 | 3馬力 |
| 台数 | 1台 |
| 設置形態 | 天吊型 |
| 施工エリア | 北海道札幌市 |
| 施工時期 | 2026年7月 |
💡 この事例のポイント
スポットクーラーは「壊れてから考える」設備になりがちですが、故障するのは決まって稼働負荷の高い夏場です。特にクリーニング工場のように発熱設備が集中する現場では、暑さ対策の停止が作業者の安全に直結します。今回は故障発生から早期に入替を進め、本格的な夏を迎える前に復旧させることができました。また、天吊型を選定したことで床面を占有せず、作業動線を確保したまま設置しています。設備の入替は熱中症対策としての効果に加え、機器更新による消費電力の改善も期待できるため、老朽化した機器をお使いの場合は早めのご相談をおすすめします。
