エネルギーとの向き合い方について

今回は、「エネルギーとの向き合い方について」です。
本内容は、北海道の事業者向けの内容になっておりますので、あらかじめご了承ください。

下記のグラフを見ると、北海道は石油系の消費量が他の地域と比べて、多くなっています。

北海道では暖房需要によるエネルギーの割合が高いので、暖房用途では依然として石油系燃料を使用していることが多いということです。 
とりあえず、北海道のエネルギー消費量の実態が分かったところで、次に各燃料における販売事業者について、 

 

・電力 
電力自由化により新規参入の新電力の営業が過熱しておりましたが、卸売市場の高騰により、発電所を持たない新電力会社は受付を停止している会社が多数を占めています。特に、高圧電力契約を受付している会社は少ないようです。
・都市(天然)ガス 
地方都市ガス系(旭川ガスや釧路ガスなど)を除くと、 
札幌周辺では、「北海道ガス」「北海道電力」「いちたかガスワン」の3社になります。 
法人向けの大口供給(一部エリアを除く)は北海道ガスの独占状態となっています。
・プロパンガス、灯油、重 
電力、都市ガスの市場が自由化されていない頃から、こちらの市場は自由化されていました。 
このため、多数の小売業が幅広い価格帯で販売をしています。 
電気、都市ガスと比べて、負の(古臭い?)イメージがありますが、北海道の消費量の58%を占めている重要なエネルギーでもあります。 
そして、上手にお付き合いすることで、メリットが多い市場です。(別のコラムで改めて説明します。) 


各エネルギーのイメージが何となくお分かりいただけたでしょうか。 

現時点(2023年1月)での業界を見たときに 、以下の方法がベターかなと考えています。

1.電力・都市ガスは料金プランの変更や設備投資によって、格安の料金プランの適用条件に移行する。
2.その他、燃料では、仕入元との交渉によって、良い供給条件を引き出す。

エネルギーコストの適正化や設備工事による省エネルギー化のご相談は弊社HPのお問合せフォームより、お気軽にご連絡ください。