供給地点特定番号とは?北電(ほくでん)での調べ方・22桁の意味・引越し時の扱い

供給地点特定番号とは、電気を使う場所(供給地点)を特定するために、その地域の一般送配電事業者が発行する22桁の番号です。北海道では北海道電力ネットワーク(ほくでんネットワーク)が発行しています。電力会社(小売電気事業者)を切り替えるときに必要になる番号で、北海道電力(ほくでん)と契約している場合は、Webサービス「ほくでんエネモール」のご利用状況・ご契約内容画面や「電気料金等請求書」で確認できます。

新電力など他社と契約している場合は、いま契約している電力会社の請求書や会員ページで確認し、わからなければその電力会社に問い合わせます。北海道電力ネットワークは、需要者(電気を使う人)からの番号の問い合わせ先を「契約している小売電気事業者」と案内しています。引越しや移転で、これから入る建物の番号がわからない場合は、これから契約する予定の電力会社に聞けば調べてもらえます。

この記事では、2026年10月27日時点で北海道電力・北海道電力ネットワーク・電力広域的運営推進機関(OCCTO)などが公開している資料をもとに、22桁の構成、ほくでんでの調べ方、切替のときに必要になる理由(スイッチング支援システム)、引越し・名義変更・新設のときの扱いを、複数の拠点を持つ北海道の法人の担当者向けに整理します。

この記事でわかること
・供給地点特定番号の意味と、お客さま番号・ご請求番号との違い
・22桁の構成(1〜3桁目は全国共通ルール)と、北海道電力が示す番号例が「01」で始まること
・北海道電力(ほくでん)と契約中の場合/他社と契約中の場合の調べ方
・電力会社の切替で番号が必要になる理由(スイッチング支援システム)と、高圧の申込期限
・引越し・移転・名義変更・新設のときの扱いと、拠点ごとの管理のコツ

更新履歴

  • 2026年10月27日:全面改訂。北海道電力・北海道電力ネットワークの公開情報にもとづき、確認方法(ほくでんエネモール・電気料金等請求書)、番号の問い合わせ先、スイッチング支援システムの対象範囲、高圧のスイッチング申込期限、2026年5月からの通電作業、名義変更の手続き、同じ場所でも番号が変わる場合を追記。お客さま番号から番号を作る方法やチェックディジットなど、根拠を確認できない記述を削除
  • 2025年3月2日:初版公開

1. 供給地点特定番号とは

北海道電力ネットワークは、供給地点特定番号を「各地域の一般送配電事業者が供給地点のご契約ごとに発行する22桁の識別番号」と説明しています。北海道電力も、電気の供給場所を特定するために供給地点ごとに発行する22桁の番号であり、電気を購入する小売電気事業者を変更する場合に必要な番号だとしています。

ポイントは、番号を発行するのが電気を売る会社(小売電気事業者)ではなく、電線やメーターを管理する一般送配電事業者だという点です。北海道では、北海道電力の送配電部門が分社化して2020年4月1日に発足した北海道電力ネットワーク株式会社が、この役割を担っています。どの電力会社と契約していても、電気を届ける送配電網は同じで、その送配電網の上で「どこに届けるか」を示すのがこの番号です。

北海道電力ネットワークは、小売電気事業者から電気の供給を受けるお客さまとの契約などは、すべて小売電気事業者を通じて行うと案内しています。そのため、お客さまが番号を使う場面は、主に新しい電力会社への申込みのときです。

なお、太陽光発電などで発電した電気を小売電気事業者が買い取っている地点にも、同じく22桁の「受電地点特定番号」が設定されます。電気を使う地点の番号(供給地点特定番号)とは別の番号です。

お客さま番号・ご請求番号との違い

北海道電力の手続きでは、似た名前の番号がいくつか出てきます。目的が違うので、混同しないようにしましょう。

番号 誰が付ける番号か 主な使いみち(北海道電力の案内)
供給地点特定番号(22桁) 一般送配電事業者(北海道は北海道電力ネットワーク) 電力会社の切替。他社から北海道電力へ切り替える申込みでも、この番号を伝える
お客さま番号 契約している電力会社(北海道電力) 引越し、北海道電力から他社への変更などの電話申込みで伝える
ご請求番号(12桁) 北海道電力 料金の請求に関する番号。ほくでんエネモールなどで確認できる

表:供給地点特定番号と北海道電力の契約番号の違い(出典:北海道電力「供給地点特定番号」「電話でのお申し込み」「電気のご使用・料金に関するよくあるご質問」、北海道電力ネットワーク「供給地点特定番号」)

2. 22桁の構成と北海道エリアの「01」

供給地点特定番号は全国一律で22桁です。九州電力送配電の資料は、1〜2桁目のエリアコードと3桁目の低圧・高圧の区分を「全国共通ルール」、4〜22桁目を各社が設定する範囲と説明しています。このため、1〜3桁目の決まりは北海道エリアにも当てはまります。各社の公開資料で確認できた内容は次のとおりです。

桁 意味 確認できた資料
1〜2桁目 エリアコード(全国共通ルール)。北陸エリアは「05」、九州エリアは「09」。北海道電力が掲載している北海道の番号例は「01」で始まる 北陸電力送配電FAQ、九州電力送配電「供給(受電)地点特定番号について」、北海道電力FAQ
3桁目 電圧区分(全国共通ルール。低圧は「0」、高圧・特別高圧は「1」) 北陸電力送配電FAQ、九州電力送配電の資料
4〜22桁目 各一般送配電事業者が設定する範囲。九州電力送配電は「無為連番」、北陸電力送配電は採番順で県・市町村別や小売電気事業者別などの法則性はないとしている。北海道エリアの4桁目以降の意味は公表されていない 北陸電力送配電FAQ、九州電力送配電の資料

表:供給地点特定番号の構成(出典:北陸電力送配電「供給地点特定番号の各桁の意味(法則性)はありますか。」、九州電力送配電「供給(受電)地点特定番号について」、北海道電力「電気のご使用・料金に関するよくあるご質問」)

北海道電力のよくあるご質問では、口座振替日の案内の中で供給地点特定番号の例として「01-0125-0111-2222-3333-2100」が示されています。また、北海道電力が定める口座振替日は、取扱金融機関と供給地点特定番号の「上5桁」の組み合わせで確認できると案内されています。上5桁が口座振替日の区分に使われていることから、北海道エリアの4〜5桁目は単なる通し番号ではない可能性があります(推測)。

一方、北海道エリアの4桁目以降の各桁の意味について、北海道電力ネットワークの公開ページで説明を確認することはできませんでした。番号の一部から地域や契約内容を読み取ろうとせず、番号は請求書などに書かれたものをそのまま使うのが確実です。

注意番号を「推測で作る」のはやめましょう

インターネット上には、お客さま番号の前後に数字を足せば供給地点特定番号になる、といった情報が見られます。こうした方法は北海道電力・北海道電力ネットワークの公式な案内では確認できません。誤った番号で申し込むと、別の場所の契約と取り違えるおそれがあります。必ず請求書や会員サイト、または電力会社への問い合わせで確認した番号を使ってください。

3. 北海道電力(ほくでん)での供給地点特定番号の調べ方

調べ方は、いまどの電力会社と契約しているかで変わります。

3-1. 北海道電力と契約している場合

  • ほくでんエネモール:北海道電力は、Webサービス「ほくでんエネモール」のご利用状況やご契約内容画面などに供給地点特定番号を掲載していると案内しています。
  • 電気料金等請求書:北海道電力は、他社から北海道電力へ切り替える際に伝える供給地点特定番号について、エネモールの画面や「電気料金等請求書」などに記載されていると案内しています。
  • ほくでんエネモールbiz:北海道電力の「法人のお客さま」ページには、法人向けWebサービス「ほくでんエネモールbiz」のログインがあります。ただし、エネモールbizの画面に供給地点特定番号が表示されるかは、公開資料では確認できませんでした。表示が見当たらない場合は北海道電力に確認してください。

拠点が多い法人は、まず手元の請求書で拠点ごとの番号を拾い、足りない拠点をエネモールや北海道電力への問い合わせで補うと効率的です。

3-2. 新電力など他社と契約している場合

北海道電力ネットワークは、需要者が供給地点特定番号を知りたい場合は契約している小売電気事業者に問い合わせるよう案内しています。また、小売契約を結んでいる小売電気事業者から需要者へ供給地点特定番号を通知することになっている、としています。現在の電力会社の請求書・明細・会員ページを確認し、見当たらなければその電力会社に問い合わせましょう。

3-3. 問い合わせ先の整理

状況 確認先
北海道電力と契約中 ほくでんエネモール、電気料金等請求書。わからなければ北海道電力へ
他社(新電力など)と契約中 契約中の電力会社の請求書・会員ページ。わからなければ契約中の電力会社へ
これから入居・移転する建物の番号がわからない 今後契約する予定の電力会社へ(電力会社が番号を検索できる)
新設で番号がまだない 番号欄を空欄で申し込み、後日北海道電力ネットワークから小売電気事業者へ通知される

表:供給地点特定番号の確認先(出典:北海道電力ネットワーク「スイッチング日に関するお願い」、北海道電力「供給地点特定番号」)

北海道電力ネットワークの案内では、小売電気事業者がスイッチング支援システムで検索しても番号を1つに特定できないときは、小売電気事業者が北海道電力ネットワークにメールで問い合わせる流れになっています。お客さまが北海道電力ネットワークへ直接番号を問い合わせる流れではない点に注意してください。

4. 電力会社の切替で番号が必要になる理由

4-1. 低圧・高圧500kW未満の切替はスイッチング支援システムで処理される

低圧と高圧500kW未満の電力会社の切替(スイッチング)の申込みは、電力広域的運営推進機関(OCCTO)が中心となって開発したスイッチング支援システムを通じて、小売電気事業者から一般送配電事業者へ送られます。OCCTOは、2016年4月の低圧を含む電力小売全面自由化で契約手続きが大幅に増える見込みだったことから、事務処理の負担を緩和するためにこのシステムを構築したと説明しています。

北海道電力ネットワークの資料(出典:OCCTO「スイッチング支援システム取扱マニュアル」)によると、新しい小売電気事業者の「スイッチング開始申込」と、現在の小売電気事業者の「スイッチング廃止申込」を一般送配電事業者が突き合わせる処理をマッチングと呼びます。この突き合わせで、どの地点の話かを一意に示すのが供給地点特定番号です。番号が違うと、別の地点の契約と取り違えたり、申込みが突き合わずに手続きが進まなかったりする原因になります。

北海道電力は、北海道電力から他社へ契約先を変更する際は、通常、変更後の小売電気事業者がお客さまの代行として手続きを行うと案内しています。お客さま自身での申込みが必要かどうかは、変更後の電力会社に確認しましょう。

4-2. 切替の申込みで求められる情報

電力・ガス取引監視等委員会の説明資料(2017年2月)では、電気の購入先を切り替える際に必要な情報として、氏名、現在契約している電力会社名、お客様番号、供給地点特定番号、切替希望日の5つが挙げられています。供給地点特定番号は、このうち「場所」を特定する情報です。

現在の北海道電力の「電話でのお申し込み」でも、他社から北海道電力へ切り替える場合に伝える項目として、供給地点特定番号、現在契約中の電力会社名、その電力会社との契約番号、変更希望日などが挙げられています(2026年10月27日時点)。

4-3. 切替の流れと所要日数

1
拠点ごとの番号と契約情報を集める
請求書・会員サイトで、供給地点特定番号、契約中の電力会社名、お客さま番号(契約番号)を拠点ごとに確認します。
▼
2
新しい電力会社に申し込む
新しい電力会社が、開始の申込みと、現在の電力会社への廃止の取次ぎを行います。低圧と高圧500kW未満の申込みは、スイッチング支援システムを通じて行われます。
▼
3
一般送配電事業者がマッチングし、切替日を迎える
低圧では、スイッチング日は原則として標準処理期間(マッチング日+1営業日+2暦日)の満了日以降の定例検針日を指定するよう、北海道電力ネットワークが求めています。

図:切替の流れ(出典:北海道電力ネットワーク「スイッチング日に関するお願い」、同「スイッチングに要する標準的な日数について」)

スマートメーターへの計器取替が必要な場合は、標準的な日数が別に定められています。また、北海道電力ネットワークは、スイッチングや再点のときにスマートメーターへの取替工事が必要になること(すでに設置済みの場合もある)、工事の際は原則として停電が必要になることを案内しています。

北海道高圧・特別高圧の法人は申込期限に注意

北海道電力ネットワークの託送では、高圧・特別高圧の検針日は毎月1日(固定)です。託送契約の切替の事務手続きに8営業日を要するため、原則としてスイッチング日の9営業日前までに申し込むよう小売電気事業者に求めています。月初の切替を予定している場合、前月の中旬から下旬には新しい電力会社との契約を固めておく必要があると考えられます(推測)。

また、スイッチング支援システムで申込みができる需要者は、低圧と高圧500kW未満です。設備情報の照会機能の対象は低圧の需要者に限られます。高圧の拠点は、自社で供給地点特定番号を控えておくと切替の準備がスムーズです。

新電力への切替で停電が起きない理由や、送配電網の仕組みについては「新電力に乗り換えても停電しない仕組み」、切替全体の手順は「北海道の企業が新電力で電気代を下げる全手順」で解説しています。

5. 引越し・移転・名義変更・新設のときの扱い

5-1. 引越し・移転

供給地点特定番号は供給地点ごとに付く番号なので、移転先の建物には移転先の番号があります。北海道電力ネットワークは、これから入居する先の番号がわからない場合は、今後契約する予定の小売電気事業者に問い合わせるよう案内しており、小売電気事業者が番号を検索できるとしています。

北海道電力で引越しの申込みをする場合、電話では「お客さま番号」または「ご請求番号」を用意するよう案内されています。窓口はほくでん契約センター(0120-12-6565、月曜日〜金曜日 9:00〜17:00、土日祝日・12月29日〜1月3日・5月1日は休業)で、ほかにインターネット・FAXでも申込みできます。これは個人向けページの案内です。

北海道電力の法人向けページ「電気ご使用開始のお申し込み手続き」では、契約電力・負荷設備・使用開始時期などを示して事前に相談し、供給条件を協議する流れが案内されています。高圧・特別高圧の拠点の移転・新設は、契約センターの電話受付だけで済むとは考えず、最寄りの北海道電力の事業所に早めに確認しましょう。

北海道2026年5月から、遠隔操作できる物件の使用開始には通電作業が必要に

北海道電力ネットワークは、2026年5月から、遠隔操作ができる物件では契約廃止時に通電しないようスマートメーターを設定しています。そのため、引越しなどで電気を使い始めるときは、これまでのブレーカー操作ではなく、北海道電力ネットワークによる通電作業(遠隔操作)が必要です。なお、島しょ地域は、北海道電力ネットワークが使用開始の申込みを受け付けます。

通電作業は、お客さまが申し込んだ電力会社から北海道電力ネットワークへの託送契約の申込みを受けて行われ、申込みを確認できない場合は実施されません。建物の内見・リフォーム・清掃などの一時的な使用や、冬期間の凍結防止器などで電気を使う場合も、電力会社への使用開始の申込みが必要とされています。事業所の移転や寮・社宅の入退去がある法人は、使用開始日が決まったら早めに申し込みましょう。入退去のたびに再点が発生する施設の考え方は「介護施設・寮の電気再点を不要に」で扱っています。

5-2. 名義変更

北海道電力は、相続などで契約名義を変更する場合は、ほくでん契約センターへの電話で手続きを受け付けると案内しています。この場合、新名義のお客さまが旧名義の電気に関する権利・義務をすべて引き継ぐことになります。また、高圧および特別高圧契約のお客さまは書面による受付となるため、最寄りの北海道電力の事業所に連絡するよう案内されています。

名義変更は契約者の変更で、電気を使う場所は変わりません。下の5-4で紹介する番号変更の理由に名義変更は挙げられていないため、名義変更だけで番号が変わることは通常ないと考えられます(推測)。ただし、同じ場所でも電圧の変更や行政区画の変更などでは番号が変わることがあります。名義変更と同時に設備や契約の内容を変える場合もあるため、手続き後の請求書で番号を確認しておくと安心です。

5-3. 新設

建物の新築などで、まだ供給地点特定番号が付いていない場合、北海道電力ネットワークは小売電気事業者に対し、番号欄を空欄のまま申し込むよう案内しています。番号は後日、北海道電力ネットワークの業務部ネットワークサービスセンターから知らされます。

5-4. 同じ場所でも番号が変わる場合

番号は場所ごとに付きますが、ずっと同じとは限りません。電気事業連合会がOCCTOの「スイッチング支援に関する実務者会議」(第38回、2018年12月20日)に提出した資料では、スイッチング支援システム取扱マニュアルからの抜粋として、次の場合に番号を変更するとしています。

  • 供給・受電電圧の変更(低圧⇔高圧以上)
  • 市町村合併・区画整理などの行政区画等の変更
  • 検針作業区の見直し等に伴う基本検針日の変更
  • 一般送配電事業者の事業所の統廃合
  • 同じ地点での設備撤去後の新設
  • みなし小売電気事業者の一部契約メニューからのスイッチング(システム管理上、番号を振り直すため)

最後の項目のように、電力会社の切替そのもので番号が変わる場合もあります。切替・契約変更・設備工事のあとは、新しい請求書で番号を確認しましょう。

6. 複数拠点を持つ法人の管理のコツ

拠点ごとに番号があるため、拠点が多い法人ほど一覧表にまとめておく効果が大きくなります。番号は場所ごとに付くため、電力会社を切り替えても原則として同じ番号です。ただし、低圧⇔高圧の電圧変更、行政区画の変更、検針区・事業所の見直し、設備撤去後の新設、みなし小売電気事業者の一部メニューからの切替などで変わることがあります(5-4参照)。切替や契約変更のあとは請求書で番号を確認し、台帳を更新しましょう。

拠点の情報 拠点名、住所(請求書の表記どおり)、建物・部屋番号
番号 供給地点特定番号(22桁)、契約中の電力会社のお客さま番号・契約番号
契約内容 電力会社名、料金メニュー、低圧・高圧の区分、契約電力(容量)、契約期間・更新月
手続きの目安 検針日(高圧・特別高圧は北海道エリアでは毎月1日)、請求書の名義

表:拠点台帳に入れておきたい項目(例)

ガスにも「供給地点特定番号」がある

都市ガスにも供給地点特定番号があります。たとえば北海道電力は、ほくでんガス(北海道ガスの供給エリアのうち、札幌市・小樽市・石狩市・北広島市・千歳市(泉沢地区を除く)・恵庭市で都市ガスを使うお客さまが対象)への切替の申込みに「お客さまID」と「ガス供給地点特定番号」を用意するよう案内しています。番号は北海道ガスの検針票で確認でき、検針票がない場合は北海道ガスの「TagTag」で確認するよう案内されています。電気とガスで別の番号なので、台帳では欄を分けて管理しましょう。

7. よくある失敗・注意点

注意Excelで先頭の「0」が消える

北海道電力が示す番号例(01-0125-…)のように、北海道エリアの番号は先頭が「0」です。数値として入力すると、先頭の0が消えるうえ、Excelは数値を15桁までしか保持しないため16桁目以降が0に置き換わり、番号が壊れます(Microsoftのサポート情報)。東京電力の小売電気事業者向け資料でも、ハイフンを省略する場合は先頭の「0」が欠落しないよう文字列で入力するよう求めています。台帳のセルは文字列形式にしておきましょう。

  • お客さま番号と取り違える:お客さま番号やご請求番号(12桁)は電力会社の番号で、供給地点特定番号(22桁)とは別物です。桁数で見分けられます。
  • 拠点の取り違え:同じ敷地に複数の契約がある場合(事務所と倉庫、低圧と高圧など)は、住所だけで判断せず請求書の番号で照合します。
  • 移転先の番号を移転元の番号で申し込む:番号は場所に付くため、移転先では別の番号です。わからなければ契約予定の電力会社に調べてもらいます。
  • 高圧の申込みが間に合わない:北海道エリアの高圧・特別高圧は、スイッチング日の9営業日前までの申込みが原則です。
  • 使用開始の申込みを忘れる:2026年5月以降、遠隔操作ができるスマートメーターの物件では、使用開始に北海道電力ネットワークの通電作業が必要です。託送契約の申込みが確認できなければ通電されません。

8. よくある質問(FAQ)

Q1. 北電(ほくでん)の供給地点特定番号はどこで確認できますか?

A. 北海道電力と契約している場合は、Webサービス「ほくでんエネモール」のご利用状況・ご契約内容画面や「電気料金等請求書」などに記載されています。法人向けの「ほくでんエネモールbiz」もありますが、番号が表示されるかは公開資料で確認できなかったため、見当たらなければ北海道電力に確認してください。新電力など他社と契約している場合は、その電力会社の請求書や会員ページで確認し、わからなければ契約中の電力会社に問い合わせてください。

Q2. 供給地点特定番号は何桁ですか?北海道は何番から始まりますか?

A. 全国一律で22桁です。九州電力送配電の資料では、1〜2桁目のエリアコードと3桁目の電圧区分(低圧は「0」、高圧・特別高圧は「1」)が全国共通ルールとされており、北海道エリアにも当てはまります。北海道電力が掲載している北海道の番号例は「01」で始まります。4桁目以降は各送配電事業者が設定する部分で、北海道エリアでの意味は公表されていません。

Q3. 供給地点特定番号を電話で問い合わせるにはどこにかければよいですか?

A. 北海道電力ネットワークは、需要者からの問い合わせ先を「契約している小売電気事業者」と案内しています。北海道電力と契約中なら北海道電力、新電力と契約中ならその新電力が窓口です。これから入居する建物の番号は、今後契約する予定の電力会社に問い合わせると検索してもらえます。

Q4. 引越しや名義変更で供給地点特定番号は変わりますか?

A. 番号は供給地点(場所)ごとに付くため、移転先の建物には移転先の番号があります。名義変更は番号変更の理由として挙げられていないため、名義変更だけで番号が変わることは通常ないと考えられます(推測)。ただし、同じ場所でも電圧の変更(低圧⇔高圧)、行政区画の変更、設備撤去後の新設などでは番号が変わることがあります(電気事業連合会の2018年12月の資料)。北海道電力の名義変更は、ほくでん契約センターへの電話で受け付けており、高圧・特別高圧の契約は書面での受付です。

Q5. 新電力に切り替えるとき、北海道電力への解約手続きは必要ですか?

A. 北海道電力は、北海道電力から他社へ変更する際は、通常、変更後の小売電気事業者がお客さまの代行として手続きを行うと案内しています。自分での申込みが必要かどうかは、切替先の電力会社に確認してください。

Q6. 太陽光発電の売電にも同じ番号を使いますか?

A. 発電した電気を小売電気事業者が購入している地点には、供給地点特定番号とは別に、同じく22桁の「受電地点特定番号」が設定されます。売電に関する手続きでどの番号を求められるかは、買取先の電力会社に確認してください。

9. まとめ

  • 供給地点特定番号は、一般送配電事業者(北海道は北海道電力ネットワーク)が供給地点ごとに発行する22桁の番号で、電力会社の切替に必要です。
  • 1〜3桁目(エリアコード・電圧区分)は全国共通ルールで、北海道電力が示す北海道の番号例は「01」で始まります。番号を推測で作らず、請求書などに書かれた番号をそのまま使いましょう。
  • 北海道電力と契約中ならほくでんエネモールや電気料金等請求書で、他社と契約中ならその電力会社の請求書・会員ページや問い合わせで確認します。
  • 低圧と高圧500kW未満の切替は、OCCTOのスイッチング支援システムで処理され、番号で地点を突き合わせます。北海道エリアの高圧・特別高圧はスイッチング日の9営業日前までの申込みが原則です。
  • 移転先には移転先の番号があり、同じ場所でも電圧変更などで番号が変わることがあります。2026年5月以降、遠隔操作ができるスマートメーターの物件では使用開始に通電作業が必要です。拠点台帳に番号を文字列で記録し、切替のあとは番号を確認しましょう。

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記事情報
公開日:2025年3月2日
最終更新日:2026年10月27日(全面改訂)
参照資料:
・北海道電力「供給地点特定番号」(北海道電力)
・北海道電力「電気のご使用・料金に関するよくあるご質問」(北海道電力)
・北海道電力「電話でのお申し込み」(北海道電力)
・北海道電力「ご契約名義の変更」(北海道電力)
・北海道電力「法人のお客さま」(北海道電力)
・北海道電力「電気ご使用開始のお申し込み手続き」(北海道電力)
・北海道電力「ほくでんガス ガス契約のお申し込み」(北海道電力)
・北海道電力ネットワーク「供給地点特定番号」(北海道電力ネットワーク)
・北海道電力ネットワーク「スイッチング支援システムの概要」(北海道電力ネットワーク)
・北海道電力ネットワーク「スイッチング日に関するお願い」(北海道電力ネットワーク)
・北海道電力ネットワーク「スイッチングに要する標準的な日数について」(出典:電力広域的運営推進機関「スイッチング支援システム取扱マニュアル」)(北海道電力ネットワーク)
・北海道電力ネットワーク「電気ご使用開始時の通電作業(遠隔操作)のご案内」(北海道電力ネットワーク)
・北海道電力ネットワーク「託送供給等について」(北海道電力ネットワーク)
・北海道電力ネットワーク「2020年4月に「北海道電力ネットワーク株式会社」が発足しました」(北海道電力ネットワーク)
・電力広域的運営推進機関「スイッチング支援システム 小売電気事業者向け説明会」(2015年10月)(電力広域的運営推進機関)
・電気事業連合会「供給・受電地点特定番号の変更について」(電力広域的運営推進機関 第38回スイッチング支援に関する実務者会議 資料5、2018年12月20日)(電力広域的運営推進機関)
・経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会「電力及びガスの小売全面自由化について」(2017年2月14日)(電力・ガス取引監視等委員会)
・北陸電力送配電「供給地点特定番号の各桁の意味(法則性)はありますか。」(北陸電力送配電)
・九州電力送配電「供給(受電)地点特定番号について」(九州電力送配電)
・東京電力(当時)「スマートメーター取替工事に係わる動静情報のご提供にあたってのお願い」(2016年1月)(東京電力パワーグリッド)
・Microsoft「先頭のゼロおよび大きい数値の保持」(Microsoft サポート)
※2026年10月27日時点の情報です。手続きの方法・窓口・受付時間は変更されることがあります。実際の手続きの前に、各社の最新の案内を確認してください。